いくつかの日とのストロークス
2024.10.05(土)〜 10.20(日)
「あをば荘」が位置する文花地区には、かつて東京モスリン紡織株式会社の吾嬬工場があったそうです。企画者は、昨年から何度もこの地域に行き来しているにも関わらず最近までそのことを知りませんでした。また、確かにそこにいた/あったはずなのに街に痕跡がほとんど残っていないように見えるのは、不思議な気持ちになります。今、私たちがいるこの場所もいつかは分からない場所になってしまうのでしょう。しかし、生活は連綿と受け継がれていきます。
本展覧会では、散歩を通じて得た日常におけるハイライトを「絵と言葉」を用いて気の向くままに描いていくAKO、人の動きを追いかけ、誰もが見慣れている日常から取り上げた場面を描いていく戴飴霏(タイ・イフィ)、レシートの裏にその日あったことやなかったことを描いている諸川もろみが出品します。出品者たちは、あをば荘周辺で観光をしたり、暮らしたり、用事をこなしたりしながら制作を進め、ここでの光景や生活を描き留めていきます。
a
a
a
a
いくつかの日とのストロークス
AKO・戴飴霏・諸川もろみ
2024年10月5日(土)〜2024年10月20日(日) 13:00 – 20:00
*土曜日・日曜日・祝日のみ *入場無料
会場: あをば荘
住所:〒131-0044 東京都墨田区文花1-12-12
京成電鉄・都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーライン 押上駅から徒歩14分
東武鉄道亀戸線 小村井駅から徒歩9分
東武スカイツリーライン・東武亀戸線 曳舟駅、京成電鉄押上線 京成曳舟駅から徒歩16分
企画・主催:中塚文菜
共催:あをば荘
助成:公益財団法人東京都文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
デザイン:植木裕香
あ
あ
散歩をしたりお菓子を食べたりする会
10月6日(日) 14:00 – 16:00
あをば荘周辺を散歩して絵を描いたり、あをば荘の中で飲み物やお菓子を食べたりします。
AKOとイフィが散歩に行き、諸川はお茶とお菓子を用意します。
どなたでも、ぜひお気軽にご参加ください。
*予約不要ですが、確実に散歩に参加したい方は下記フォームにご入力ください
https://forms.gle/HASVY1RjuaYqDerHA
あ
座談会
10月19日(土) 11:00 – 13:00
美術作家の尾花賢一さんを招いて座談会を開催します。
地域の歴史や生活を作品に取り入れることについてお話ができればと考えています。
*予約不要 *当日は11:00からオープン
【尾花賢一さんプロフィール】
群馬県生まれ。秋田県在住。
その土地の生活や歴史、伝承などを元に現実と虚構を織り交ぜながら平面・立体作品を制作している。
主な展示に「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023beyond」(神戸・六甲山上、2023年)、「国際芸術祭あいち2022」(常滑市、2022年)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(多度津町、2022年)など。また、上毛芸術文化賞(2022)、VOCA賞(2021)など。
あ
a
作家プロフィール *画像は参考作品です
AKO
山口県生まれ。広島県在住。
絵日記を中心にzineやグッズを制作。フライヤーや洋菓子店のロゴや商品パッケージなどのイラストデザインも手がけるイラストレーター。
散歩を通じて得た、日常におけるハイライトを「絵と言葉」を用いて気の向くままに描いている。
主な展示に「FLAT CITY 2022」(THE POOL、2022年)、「TAKARABAKO」(タメンタイギャラリー、2023年)、「奥深zine 奥深書店」(広島市現代美術館ミュージアムショップ「339」)など。また「第225回 玄光社イラストレーション ザ・チョイス」入選、「第231回 玄光社イラストレーション ザ・チョイス」入選など。
a
戴飴霏 | TAI Yi Fei
台湾桃園市生まれ。東京都在住。
「人の動き」を観察しながら、直感的な線でその動きを追いかけ、誰もが見慣れている日常から取り上げた場面を版に起こしている。
また、ライフワークとして喫茶店の中や街中の光景を素早く手帳に記録している。
主な展示に「夏至まで」(ギャラリーKINGYO、2024年)、「手紙のよみかた」(ART GALLERY TRACE、2024年)、「SoCoLART!」(中央線芸術祭・SOCOLA武蔵小金井クロス、2023年)など。
また、「台湾財団法人鴻梅文化芸術基金会第8回鴻梅新人賞ビジュアルアート」受賞、「第10回FEI PRINT AWARD」入選、「第8回 山本鼎版画大賞展」入選など。
a
諸川もろみ| Moromi MOROKAWA
岡山県生まれ。東京都在住。
レシートの裏側にその日あったことを時々書き留めている。
レシートの表側の記録とは対照的に、描かれたものには本当にあったことも本当はなかったかもしれないことも含まれている。
主な展示に「ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ」(岡山県天神山文化プラザ、2021年)、「群馬青年ビエンナーレ2017」(群馬県立近代美術館、2017年)など。また、「群馬青年ビエンナーレ2017」奨励賞など。
a