川辺のイヴェラ

2025.11.02(日)〜 11.30(日)

広島市街地での暮らしのそばには、常に川が流れている。
幼い頃から、京橋川を望む風景の中で暮らしてきた。
穏やかな流れの両岸には緑豊かに整えられた植樹があり、晴れた日には川面がキラキラと輝き、美しい。
しかし、広島市内の川を想うとき、歴史的な出来事に付随した情景がつきまとうからだろうか。いつしか現実の川に重なるようにして、過去の(あるいは架空の)川の姿も同時に浮かんでくるようになった。
その川は、夢にも頻繁に現れた。自らが選ばなかったこと、どうしようもなく時が過ぎながらも考え続けていたこと。
それらが心象風景の川となり、立ち現れているような気がしている。
内面化された川は、次第に、此岸と彼岸の境目を無くしていった。
本展では、過去と現在の/生活と夢想の/あちらとこちらの狭間の象徴としての「川」を軸に、音声やドローイング、テキストを用いたインスタレーションとして考える。




中川晶子 個展「川辺のイヴェラ」
Shoko Nakagawa: Solo ExhibitionIvela on the Riverside”

2025年11月2日(日)– 2025年11月30日(日)  
13:00 – 19:00
*土・日・祝のみ *入場無料


あをば荘(東京都墨田区文花1-12-12)
京成電鉄・都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーライン 押上駅から徒歩14分
東武鉄道亀戸線 小村井駅から徒歩9分
東武スカイツリーライン・東武亀戸線 曳舟駅、京成電鉄押上線 京成曳舟駅から徒歩16分


A
[座談会]
11月29日(土) 17:00 – 19:00 *参加無料

作家を囲んで楽しく交流する場を開催します。
飲みものとお菓子を用意します。
なお、座談会開催中は展示がご覧いただけない可能性があります。予めご了承ください。



中川晶子 Shoko Nakagawa

子どもを育て平日働きながら、ささやかに現代美術をやっている。私の作品は実生活と密接に同調する。学生のときは幼少期からの記憶を、結婚してからは家庭や子育てなど経験から得た社会への違和を基に、生きる上で「不思議」と感じたことを表現の軸に据える。

1989 年 広島県広島市生まれ
2013 年 広島市立大学芸術学部デザイン工芸科現代表現領域卒業
現在、広島市在住

[主な個展]
2022 年 「よすがのありか」タメンタイギャラリー、広島
2024 年 「パイド・パイパー」タメンタイギャラリー、広島

[主なグループ展]
2017 年 「KERNEL」 ギャラリー交差 611、広島
2020 年 「カナリアがさえずりを止めるとき」広島市立大学芸術学部 CA+T ラボラトリー、広島
2025 年 「Inside かのじょのすみか」加納実紀代資料室サゴリ 併設ギャラリー、広島

《ファミリードローイング》(2025)/《ファミリードローイング》(2025)


《おはなしのくに(甜瓜)》(2022)/《おはなしのくに(西瓜)》(2022)


《unforgettable》(2024)/《おやくそく》(2024)


《nuke》(2017)/《声》(2022)


《Andro&Gynous》(2017)/《CYST》(2020)


展覧会アーカイブ

撮影:間庭裕基 編集:中塚文菜